2022-07-15 日産スカイライン /GC10/KPGC10/ ハコスカラジエーター コア交換 日産 ラジエーター修理 ラジエーター水漏れ 半田付け 旧車 日産スカイライン(ハコスカ)ラジエーター修理(レストア) 型式GC10/KPGC10 「愛のスカイライン」 昭和の旧車ですね。 当時モノの純正ラジエーターですが、見るからに補修歴はありそうです。 タンク亀裂を銅板で補修した痕を確認、ピッチは粗い14ミリ 分解後、部品単体で完全にブラスト処理を施します。 レストアの場合、手間と時間を惜しまずに復元します。 ブラスト処理すると亀裂や腐食で弱い場所も目視しやすくなるメリットもあります。 亀裂や弱ってそうな箇所は一か所づつ丁寧にロウ付けで補強をします。 ロウ付け後は、半田でコーティング、 さらに強度を高めます。 バッフルプレートを外れないように密着、 ホース口は35Φの新品パイプで製作しました。 状態の悪いコア部分は国産の新品に交換します。 3列仕様のコアに交換することも可能です。 ピッチが14mmから12mmになったことで、 同じ2列でもチューブの本数が増えます。 なので、レストア後は若干容量UPします。 下処理完了 下処理をを怠ると必ず性能に影響します。 仕上がりの状態を想像しながら、丁寧に組み立てました。 塗装完成後、 デッドストックのニチラキャップを装着(現在は在庫なし) 見た目は新品同様、 想像どうりに仕上げることが出来ました。 レストア再生修理 価格帯目安金額 48,000円~(税別)送料別途 お問い合わせはこちらまで 今回参考までに、ハコスカ用ラジエーター漏れや詰まりでお困りの場合の選択肢と、メリット、デメリットを掲載しておきます。 1.中古のラジエーターに交換する。 メリット 価格の安さ デメリット 経年劣化で状態が良くない場合が多い 2.オールアルミ製の社外ラジエーターに交換する。 メリット 低価格の商品もあり手軽に入手できる。 デメリット 長持ちしない、メンテナンス性が悪い、高価な商品もある、形状が変わる、レーシング用だと取付に加工が必要。 3.国産復刻ラジエーターに交換する。 メリット 国内メーカーのこだわりの新品で耐久性があり安心して使用できる。 純正と形状が似ている。 A/T車用も、3列に容量UP仕様も価格が同じ デメリット 価格が高額(11万税込み) 4.海外製の真鍮ラジエーターに交換する。 メリット 価格が安い、国産の半分程度 デメリット クオリティが低い 国産と比べ放熱性能が低い 漏れやすい 5.ラジエーター修理業者に現物を修理してもらう。 メリット 臨機応変、部分的な修理もして貰える。 低価格で再生修理が可能。 コア交換、レストアも対応。 デメリット 業者や職人の技術によって対応や仕上がりにバラつきがある。 価格もクオリティも多種多様。 メーカーからの新品タンクの供給がない。 以上です。 ご自身の予算や目的に一番合った方法を選択するのがよいと思います。 参考までにKOYORAD復刻ラジエーターと海外製のラジエーターの比較資料サイトのリンクを貼っておきます。 GC10ハコスカ 他社ラジエーター比較資料|株式会社コーヨーラド〜ラジエーター等熱交換器の製造・販売・修理 お問い合わせはこちらまで